2020年の十大ニュース

1論文かきまくり
オンライン授業で通勤時間がなくなり、家に籠もって論文かきまくり。昨年末に投稿した二本の主著者論文もでて、プレス・リリースなども初めてがんばった。NY TimesとかBBCからの電話インタビューきたし。共著も入れると論文13本が出版、5本投稿中。これマイ研究人生最大だろうなあ。主著者論文の一つは8月出版だが、もう21回引用されてる、これもおそらくマイ研究人生最大。
2パタゴニア!
ずっと行きたかった南半球の氷河を見にパタゴニアでクルーズ4泊5日。キング、ジェンツー、マゼランと三種のペンギン、ついでにコンドル百羽。いつも天気はいまいちなので、写真の出来はまあまあなのだが。クルーズのカクテルもおいしかった。やっぱり南極クルーズもやりたい。
3ロックダウン
3月上旬はケンブリッジにいたのだが、予定を短縮して23日からずっと自主的ロックダウン。日本の報道であまり心配してなかったのだが、イタリア人たちがパニクっているので調べだして、GISAIDの遺伝子データにはまる。これで新聞報道と突然変異に関係がある(ババリア/ロンバルディア株と日本で報道されてたのとは違う)ことに気づいて、やばいなあと思い、我が家では自主的ロックダウンを決定。以来9ヶ月半、オンライン授業だし、買物も通販だし、二人ともほぼ一歩も外に出ていない。私が盲腸疑いで一度病院にいったのと、胃潰瘍と蕁麻疹で何回か薬屋に行っただけ。その後の報道で、脳に障害とか、後遺症とか、イヤだわ。夏の状況は悪くなかったのだが、スペイン発の第二波のあと、英ケント発の変異株が出現、Tier 4という名のロックダウンに再突入。ワクチン接種が始まって先が見えた直後の大転換ぶりに、あー、このまま人類滅びるかも、と思った。ウィルスの変異とワクチン開発、お互いに進化の競争となったのだ。そうだとは思ってたけど、ケント株の感染の早さは予想以上、これでちょっとの変異なんだって。まあ、だましだまし生産活動には戻るんだろうけど、少数の親しい友達とは気をつけて会うんだろうけど、大勢で集まってパーティとか、劇場とか、ライブとか、もうないんだろうなあ。研究会は、オンラインの限界も露呈してきたので、復活するんだろうけど、どれだけの人が飛行機のって行くかは微妙。温暖化問題が解決されたりしてな。このどさくさでもBrexitは止まらず、トランプが負けたのだけが世界的にはちょっとよかった。
4オンライン演劇
日本・フランスにいる仲間と2018年4月から少しずつやり始めて、8月30日に公開稽古。私的にはこれでやりきった感があったのだが、他の人たちがどうしても公演うちたいと、何度もやめようと言ってもやめさせてくれないので、12月27,28日に本公演を二回やった。YouTubeの無料ライブ配信。危惧した通りテクニカルには失敗したところもあったが、私の芝居は夏よりさらによかったので、ま、いいかな。直前のお知らせにもかかわらず、見てくれた方、どうもありがとう!
5サバティカル終了
2月上旬までオーストラリアでサバティカル。でも森林火災で年末年始は日本に避難してたし(またフクロウカフェいった)、思ったほど楽しめなかった。Hunter Valley, Rutherglenとワイナリー巡りを満喫、でも購入ワインの半分は日本に置き去り。石ゲットしてもつける場所がない…。キャンベラ最後の日の前日、滞在していたストロムロ山から本当に避難させられた。いきなり荷物をまとめて5時までに下山しろと言われ、町中のホテルに移動した。その後はケンブリッジにいて、4月に大学に戻るはずが…
6海外ドラマ・映画みまくり
他にやることがないので、旦那ちゃんとホリデーを決めてApple TV(7月)、StarZ(8月)、Amazon Prime(10月)を契約して(タダだけど)、海外ドラマと映画をみまくった。映画よりドラマが面白い。今年みたベスト:Killing Eve (Season 3)、The Honourable Woman、For All Mankind、The Man in the High Castle (all 4 seasons)、The Night Manager。 映画:Das Boot, Bitter Lake, Cold War。181本みた。 オペラは忘れた。サバティカルから戻って一本みただけ。最初はストリーミングもみようとしてたけど、全く別物なので見るのもやめた。夏はオペラフェストが限定再開されたけど行く気にもならず、今ではもうオペラのことを考えることも少なくなった。206作品、総観劇数493で止まってしまった。 歌だけでなくオケも音が違いすぎる、CDで大きいスピーカー通しても。ライブで聞けるって、貴重な体験だったんだなあ、あまり考えずに貪ってたけど。
7オンライン授業
十月からPhD学生が来るはずが、家庭の事情でキャンセルされ、面倒をみる人がいない久々のおひとりさまを満喫中。サバティカルに出た2019年10月以来、一度も大学キャンパスのオフィスに行ってない。うちの大学はかなり早い時期に感染者を出したこともあり、ほぼ完全オンライン授業を決めてくれたので、私にとっては都合がよかった。Zoomでプログラミングの授業して、学生にスクリーンシェアさせて、バグ見つけてあげたり。リモートの方が学生に対してやさしくなれる自分がいた。ま、人生の一番いい時を失った彼らをかわいそうだと思ってるところがあるからかな。
8Chair
イギリスのNuclear Astrophysicsの研究ネットワークのChairとして、研究資金を仕切り、年会を仕切り、その他イベントを企画、steering committeeの招集をかけ合意形成をして、ネットワーク拡大のためメール書き。。。ま、授業関係の雑務よりはマシ。
9祖母の三回忌
今年の若住職、また芥川の話をしようとするので、それは聞いた!と別の話にしてもらった(笑)シンガポールの住職がお布施もらいすぎて太る話。これで祖母のイベントはしばらくおわりかー。透析やってた祖母が生きていたら、コロナのことは死ぬほど心配していたんだろうなあ。両親はしばらく富士山にいて、今は東京で自主的ロックダウン。
10らぶらぶランキング
英語のみるの忙しくて、日本の録画を見る時間がまったくない!もっと時間があったらいいのに〜
7:Jack Wild(初)Oliver!でのうまさに、合掌。 6:Eddie Redmayne(再)いつも若干むかつくのだが。 5:永瀬廉(↓)みてないけど忘れてない。 4:John Smith(初)最初は怖いのにだんだん好きになってしまってまた怖い。 3:Villanelle(初)Killing Eve Season 3は美しいエンディング。 2:Ben Whishaw(↑)やっぱり格段にうまい。 1:Nicholas Hoult(初)シングルマンで発見したのだが、huzzahにやられた。


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